ワイナリーについて9世紀にもわたる歴史を持つシャトー・マルゴーは数あるボルドーワインの中でも、最も女性的と形容されるほどのエレガンスを誇ります。2016年に惜しまれながら逝去されたポール・ポンタリエ氏に代わり、現在は長らく彼に師事したフィリップ・バスコール氏が総支配人を務めてます。
2023年の収穫は例年よりも丁寧かつ長時間かけて行われましたが、これはシャトー・マルゴーのワインを特徴づける純粋なアロマを追求するために必要な作業でした。
ワインの特徴: 細やかで精緻かつ複雑な味わいで、総収穫量の41%を占めます。
前作の密度には及ばないものの、同じアロマティックなラインと絹のようなタンニンを持っています。
9月の雨後の期待を上回る出来栄えです。
このヴィンテージは、偉大なテロワールがどれほど適応力を持ち、ワインに最高の品質をもたらすことができるかを改めて示しています。
ボルドー2023年についてブドウの収穫量は多く、ワインの味わいにおいてはバランスに優れた2023年は、2022年よりもフレッシュさをたのしむことができます。
メルローはベト病の影響を受けたところも多く選果が重要になりましたが、カベルネにとっては良年であったため、ブレンド比率はカベルネがやや高くなった傾向にあります。
2023年は病害や天候の移り変わりに上手く対応できたかどうかが出来上がりを左右した、「Vigneron(栽培家、生産者など醸造に携わる人々)の年」といえます。世紀のグレートヴィンテージとも称された2022年と比較すると、シャトーによって出来に差があり飲み心地はやさしい傾向にありますが、困難な状況を乗り越えたトップシャトーのワインは非常に良いものになるでしょう。
価格高騰が目立った2022年に比べて、収穫量が優れたことも影響し、2023年は手に取っていただきやすいヴィンテージとなりました。
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